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2008.08.27 Wednesday
ライトを消して
東京駅のライトを消してほんとうにほんとうに明治へ帰ろうよ 三百年眠り続けた後の世は江戸はTOKIO、姫は娼婦に。 帰り電車油断してひとりまどろむは見知らぬ君の体温のせい 2008.08.21 Thursday
トモダチモトム
日本語の「愛」の曖昧に感謝してゐずまひ正す トモダチの SEX 君の目に浮かぶ[!]のiconを剥ぎ取って記念日に貼りつけて トモダチの数だけ買ったおみやげのjelly beansカウント開始 わたしいつかカリブに行きます海賊の帽子とsteelpanもかぶりに メッセージボトルに着火準備オーライ [TOMODACHI Motomu From Nerima-ku] 2008.08.19 Tuesday
故郷は遠くにありて思うもの
錦江に映える炎に包まれたふるさとよ まだ覚えてますか 父の瞳は娘に注ぐそれでなくオイディプス王のかなしみを知る ちちははの見る鹿児島とわたくしの見る東京のこの豊さの差 貴金属の雨に打たれて寂しさがつのる道行きシャングリ=ラにて 軒下にまっくろに濡れた身を寄せて鳩の棲み家が私を見てる 2008.08.14 Thursday
《問》上の句と下の句を線でつないで、短歌を完成させなさい。
蜂蜜と指輪でつくるうたかたに・
・逃げようとする裾つかまえて 愛しきはすべて冷蔵庫に仕舞う・ ・夢とまひるの区別もつかず 逆さまのマグカップひとり泣いている・ ・二度目の嘘が恋だと知って 午前四時 螺旋階段は巻貝の・ 2008.08.14 Thursday
【雑記】「あわせて読みたい」試用中。
左カラムの下ーーの方に、「TO READ ADDITIONALLY」という項目がありますが、これ、「あわせて読みたい」というサービスをお借りしています。
固定のリンク集ではなく、このページを読んでいる読者さんが、他に読んでいるブログを時々刻々と表示してくれるというサービスなので、ブログを運営している読者の方々が「あわせて読みたい」に登録していただければ、どんどんこちらに表示されるようになります。 登録はかなり簡単なので、読者の方々、特に短歌ブログを運営されている方は是非! と思いわざわざ記事にしちゃいました(笑) このサービスは、ランキングや人気度に関係なく、ゆるりと繋がっていく感じが良いなあと。 ちなみに私はこちらのブログからお知恵を借りて、JS版として使っております^^; FC2ブログでしたらJS版が共有プラグインに用意されています。 ランキングやエディタコミュで繋がっている方々のブログもこうやって紹介できていけたらなーなんて考えてまーす。 JUGEMテーマ:ブログパーツ 2008.08.10 Sunday
はつ恋 (夏は短し恋せよ乙女!)
オニヤンマと君が教えてくれるまでただトンボ飛ぶ田舎だったのに あたしには飛べない場所へ飛び込んだその水しぶき乾かないまま この指がアイスクリームならばいや、指だけでなくこのからだごと グランドも裸足の廊下も教室も二人だけのもの、 ゆけ! 夏の恋! 花火より火花が好きよすずしげな君の横顔見てると(kiss!) 2008.08.07 Thursday
八月の河原
魂が天に召される空に舞う白いビニール袋に乗って
初盆のミサ曲響くかの人は今はどちらにゆかれたのでしょう 灯籠の流れ行く先に追いつけず来た道戻る涙ぬぐって 八月の河原に立って待っていますいつか会えると信じています 「美しい死とは何ぞ」多摩川のほとりの野辺に潰れた骸 渋谷駅前交差点人でないはずのあなたを見つける真昼 陽の下で汗滴るまま花を差すごめんよ僕は生きてるみたいだ 君の名はいまだ鋭く 一族の冷たい石に刻まれていても 夏空は広く気高く悪意なく地上の人を救い続ける 2008.08.06 Wednesday
【お知らせ】 短歌を紹介していただきました。
史上初の短歌ジョッキー・TJ KAZANAGIの送る短歌ラジオ「SOUL☆31」にて、投稿した短歌、および「蜂歌」を紹介していただきましたー。
丁寧な感想まで頂いて、うれしはずかしです。 風渚さん、ルナクさん、ありがとうございます。 詳細はラジオをどうぞ!! 8/4のエントリーでhachicoの歌を詠んで頂いてます。 短歌ラジオ「SOUL☆31」 短歌ラジオ「SOUL☆31」へは左LINK欄からもリンクしております。 風渚さん、ルナクさんともに、謎の多い方ですが…(火星出身て!?) 写真がカッコいいから良し! じゃなくて(笑)、ホントは短歌がカッコいいから良し! なのです。 リンクからぜひ、風渚さん・ルナクさんワールドへ飛んで、 味わって、酔ってください。 なーんであんなカッコいいんだろ。 (特に風渚さんの写真!お洒落!きゃー!) わたしたち短歌ユニットivoryも、 負けずにcoolな短歌集団(?)を目指してがんばります。 2008.08.02 Saturday
BATHROOM
スコールはバスルームにてあびるもの 傘も涙も男も待たず
濡髪が肌に貼りつく わたくしがどうしようもなく女であること 水銀のシャワーを浴びて遊び夜の見知らぬ風呂で嘘を重ねる 遠雷がバスタブに波立てる時わたしの中のうずまきに似て 港から見送るばかりの私には海なんてただの大きなおふろ | 1/1PAGES |
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