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著者近影090510

hachico / 井手蜂子 
鹿児島県出身
短歌ユニット【ivory】やってます。

自由を求めて歌う風のように、
踊る水のように、流れて、
ゆくこと。
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sweets
 デザートのような人生。
 を送りたかったのだ、彼女は。デザートといっても、家族でちゃぶ台囲んだ夕飯の後に出て来る、ステンレスのボウルに放り込まれた洗いざらしの苺ではなく、居酒屋で決まって若い女が注文する寸胴のハニー・トーストのバニラアイスクリーム添え、でもなく。
 新田世津子(源氏名はエミリ☆)は、Mの字に曲げた足の間にある少年の頭を撫でながら思った。イメージはある、あれだよ、あれ、この前美容室で渡された雑誌に載ってた、あの写真。ゼリーだかムースだかが幾層も重なって虹のような色を作り、降り積もったばかりの雪のような生クリームと、楽園を思わせる鮮やかなベリー系の果物が添えられた、あれ。世津子(名刺にはエミリ☆)はその食べ物の名前を知らない。それ故、彼女はデザートのような人生など手に入れることが出来る筈が無い。
 少年の舐める部分で、カルピスの味を感じ、彼女は笑った。クリトリスは味蕾を持たないのに。カルピスの「味」? 自分のロマンチックな想像を嘲るように笑った。
 直後に、クリトリスが味蕾を持たないことを、ひどく不自然に思った。
 一方、世津子の足の間に顔を埋めてた少年は、退屈そうな彼女の様子に気付いて身を引いた。彼女の嫌いなもの、例えば間延びした性行為。彼女の好きなもの、手料理よりはレストラン、映画館よりはテレビドラマ、動物園よりもTDL、中年男性よりも中学男子、これが本日10月15日現在、少年の知る新田世津子の全て。
| 散文/詩 | 11:39 | comments(1) | trackbacks(0) | |
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昔の作文ファイルから面白いものが出てきたので載せてみました(笑)。
| hachico | 2008/05/13 11:41 AM |









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